理科教育センター事業内容


 
(1) 小学校・中学校教員の研修に関すること
 @ 理科主任研修会(小中学校ともに職務研修として実施)
・小学校・中学校理科主任の理科教育推進役としての意識を高め、授業づくりの資質・能力や観察・実験技能の向上を図る。また、児童生徒の理科研究の推進、教材研究のあり方、理科環境の整備・理科薬品の管理等を中心に研修する。
 A 野外観察講習会
・小・中学校の授業を希望する教員等を対象とする。山形県内にある身近な自然に親しむことを通して、地域自然等を見る目を養うとともに、地域自然の教材化、指導方法等を身につけることができるようにする。
 B 小学校理科実践講座
・3・4年生部会、5・6年生部会の2部会とし、理科を担当する教員及び受講を希望する教員等を対象とする。指導要領で示された内容や教材を中心に、教員や児童の苦手などに着目して観察・実験などの実習を行い、担当教員自らが理科の本質に触れながら実験技能の向上と指導力の向上を図る。
 C 理科授業づくり講座 
・小・中学校の理科を担当する教員及び受講を希望する教員等を対象とする。授業展開案づくりなどの体験的な研修を通して、理科の授業をつくる力量を高める。
 D 中学校理科教員のための授業づくり講座
・中学校の理科を担当する教員及び受講を希望する教員等を対象とする。中学校で扱う教材の指導のポイントについて体験的に研修をする。
 E 観察・実験技能向上講座
・年間6〜7校を対象に、各学校の環境や課題、希望に合わせて観察・実験の実習を行い、各学校における理科に対する取り組みを推進するとともに、教員の観察・実験の技能の向上を図る。
 F 授業研究会
・児童・生徒が問題解決の資質や能力を身に付け、問題を解決していくことへの自信を高めていくことができるような学習を目指し、授業研究会を通して授業改善の視点を明確にしながら実践力の向上を図る。
(2) 児童・生徒対象の事業に関すること
 @ 児童・生徒理科研究作品展
・日頃の理科の研究成果として、各種標本類及び理科工作等の作品を中心とした展示会を行う。なお、優秀な作品を多数出品した学校には学校賞を授与する。
 A 児童・生徒理科研究発表会
・日頃の理科の研究成果を、児童生徒がそれぞれ一堂に会して発表会を行う。また、優秀な研究を、「自然の観察」に掲載し、各学校での自由研究の進め方についての指導に役立てる。
 B 科学教育・教室の推進
・科学への関心・興味を高め、科学研究の推進とその質の向上を目指して山形大学との共催による「遊ぶ、つくる、学ぶ〜おもしろ実験教室〜」や出前講座を行い、児童生徒の科学する心を培う。また、児童が続けて5回参加するサイエンスキッズクラブを行い、科学的な見方・考え方や観察・実験の技能を育んでいくとともに、下学年を対象とした親子科学あそび教室を行い、科学的な見方・考え方の素地を養う。
 C 中学校「科学教室」
・中文連科学部会と共催しながら、市内各中学校の科学部の生徒を対象とした合同教室を開催し、実験、観察を通して科学の不思議を実感させながら科学する心を育む。
 D 理科研究相談会
・夏休みに開催し、児童生徒が理科研究を行う場合の進め方やまとめ方について、専門的に相談・アドバイスを行い、理科研究を進める支援を行う。
(3) 運営委員・事務局員等の研修に関すること
 @ 理科実践講座の事前学習会
・実践講座の講師となる事務局員相互の研鑽を行い,事務局員の指導力の向上を目指す。
 A 山形県理科教育センター協議会総会・事務局員研修会
・山形県教育センターを会場にしての4領域の研修及び総会・研修会等で、専門的技能の習熟を図る。
(4) 理科薬品の管理と処理に関すること
 @ 理科薬品の管理
・諸研修会において、理科薬品の管理と取り扱いについての研修を行う。特に、毒・劇物、危険物等の管理の仕方や徹底を図り、事故の未然防止に努める。
 A 薬品瓶の処理等
・使用後の薬品瓶を十分に洗浄し、指定日までに処分予定本数を理科教育センターに報告の上、11月の粗大ごみ回収で一括処分し、安全かつ確実な処分を継続的に行う。
 B 実験廃水の処理等
・実験等による重金属類を含む実験廃水を、各校より回収のうえ、計画的に適切な処理を行う。

(5) 理科教育に関する資料の収集・刊行物等に関すること
 @ 理科教育センター「年報」
 A 「自然の観察」
 B 「児童生徒理科研究発表誌」
 C 「自由研究の手引き」
 D 理科実践講座資料
 E 指導資料等の収集・作成
 F 観察・実験材料等の配付,備品の貸出し

(6) その他・会合等
 @ 運営委員会         
 A 事務局員研修