|
|||||||||||||||||||||||||
事前学習 | |||||||||||||||||||||||||
めあて作り(全体)、めあて作り(個人)、合宿教室のしおり、退所式での「想いを語る」に向けて、生徒企画活動、式の運営についての6つの事柄について、実施前およそ1ヶ月の期間にわたって行いました。 | |||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||
炊飯活動 | |||||||||||||||||||||||||
「炊飯活動」は、”食べる”という目的が明確な活動です。その目的に向かって役割を決め、協力し合い、それぞれの子どもが存在感や達成感を感じ取ることができます。 事前学習の際には、下記の資料を用いて、4回の炊飯活動で何を調理するのかについて話し合いました。その結果、1日目の夕食はカレーライス、2日目の朝食はさばの味噌、夕食は牛丼、3日目の朝食もとん汁となりました。 なお、昼食は、いずれも本館食堂でいただく予定を組みました。 |
|||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||
炊飯活動において、子どもたちが苦労することは火を起こすことではないでしょうか?そこで、事前学習では、「ものが燃える仕組み」を理解することから始め、薪の組み方や新聞紙、マッチ、かまどの取り扱い方等について学びました。 また、米の研ぎ方や水の分量、火加減の仕方等、ご飯の炊き方についても学びました。 |
|||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||
めあて作り(全体) | |||||||||||||||||||||||||
合宿教室は、家族や気の合う仲間との「旅行」ではありません。そこで事前学習では、参加するにあたって守らなければならないルール、達成したい「めあて」を子どもたちが考え、実行しています。 今回は、以下のような”システムダイナミクス(システム思考)”的手法を用いて全体の「めあて」を決定しました。 1.「こんな合宿にしたい」という思いを一人ひとりカードに書く。 2.それを全員が見られるようホワイトボードに掲示する。 3.共通するキーワード、共通はしていないが大事にしたい内容を探し、グルーピングする。 4.グルーピングされたキーワードに沿った合宿を行うにあたって、「自分たちに欠けている ところ」、「努力したいところ」を考え、一人ひとりカードに書く。 5.それを全員が見られるようホワイトボードに掲示する。 6.共通するキーワード、共通はしていないが大事にしたい内容を探し、グルーピングする。 以下は、子どもたちが作った今回の「めあて」(全体)です。 「楽しい合宿」 「明るい合宿」 そのために… ・全員がリーダーとなり、積極的に行動する。 |
|||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||
めあて作り(個人) | |||||||||||||||||||||||||
「めあて作り(全体)」を受けて個人のめあても考えました。その際、できるだけ「めあて」の中には具体的な数字を入れること、ちょっぴり頑張ればできそうな内容にすること、書き方は文章・箇条書きのどちらでも構わないことの3点を示し、それらを自分で考え決めること(自己決定)が大事だということを説明しました。 下記、表4は、個人の「めあて」から一部を抜粋したものです。 |
|||||||||||||||||||||||||
表4 個人の「めあて」(抜粋) | |||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||
退所式での「想いを語る」に向けて | |||||||||||||||||||||||||
毎回退所式で行われる「想いを語る」では、参加した子どもたち一人ひとりが合宿教室での感想や反省、感謝の気持ちなどを書き、みんなの前で発表することになっています。 しかしながら、この合宿に参加している子どもたちの多くは下記のような理由から、この発表を非常に苦手と感じているようです。 ・友達との気軽な会話は話せるが、みんなの前で発表するとなると緊張してしまう。 ・人前で話す(意見を述べる)機会や文章を書く経験が少ない。 ・相手に分かるように話すことが苦手。 ・日常会話の多くが「単語」だけで済んでしまっているため「文章」を作れない。 ・「話したいこと・書きたいこと」をひとりで考えることができない。 ・自分の思いを「言葉」でうまく表現できない。 ・「考えること」と「話すこと・書くこと」とが分離している。 ・必要以上に「聞かれること・読まれること」を意識してしまう。 しかし、これらは工夫次第で克服することができるのではないかと考えています。主な方法は「場数を踏むこと」、もうひとつは「話す(書く)内容と話し(書き)方を知ること」です。 合宿の事前学習ではリハーサルやシミュレーション、練習などを個々の課題にあった形で繰り返し行っています。 |
|||||||||||||||||||||||||
生徒企画活動 | |||||||||||||||||||||||||
合宿教室では、子どもたちが企画運営する活動を取り入れています。事前学習では、そのための原案作りを行いました。原案の作成にあたって、その一般的な構成を説明し、その後の話し合いは子どもたちの手に委ねました。 話し合いの結果、当日はドッヂボールとバドミントンを行うことになりました。 |
|||||||||||||||||||||||||
式の運営について | |||||||||||||||||||||||||
合宿教室では、期間中に行われる全ての式の運営を児童生徒が担当することにしています。今回は、会の進行や開式閉式の言葉、児童生徒代表の言葉などの14の役柄について、ひとり1役を基本に行うことになりました。 事前学習では、進行の手順や仕方、あいさつの仕方、大勢の人の前で話すときの注意などについて学びました。 |
|||||||||||||||||||||||||
9月26日(水) | |||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||
9月28日(金) | |||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||
秋季合宿教室ふりかえりカード | |||||||||||||||||||||||||
合宿教室では、1日の終わりの活動として、その日の活動をふりかえり、反省や感想を書く時間(夕べのつどい)を設けています。 これに加え、今回の合宿では、子どもたち自身が設定した「めあて」についてもふりかえり、評価し、改善を図っていく時間という側面も持たせました。 その際、他者との比較ではなく、子どもたち一人ひとりが持つ良い点や可能性などの多様な側面、進歩の様子などを把握する「個人内評価(自己評価)」の視点を大切にしたいと考えました。 |
|||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||
秋季合宿の概要 |
活動の様子(1日目) |
||||||||||||||||||||||||
活動の様子(2日目) |
活動の様子(3日目) |
||||||||||||||||||||||||
「合宿教室」活動に戻る |